個人資金の株式への流入の可能性

基本的なこと

NISAにより個人のリスク資産投資が増加している。とはいえ、日本の個人の保有現預金はいまだに1,000兆円をこえて金融資産の半分を占めている。

一方で、連日日経平均が高値を更新しているニュースは、毎日個人を不安にさせている。「私はこのまま銀行や郵便局に現金を預けていていいのだろうか?株への投資はしなくていいのだろうか?」。

NISAで投信は少し持っているが、株は怖いし、証券会社とお付き合いするのはリスクが高いし。株式売買手数料は今まで聞いたことがないようなネット証券が安いというが、申し込みはどうしたらいいか不安だし・・。

5月から三菱UFJeスマート証券が株式売買手数料の全面無料化に踏み切った。これまでは売買代金100万円以下は無料だったが、それ以上になると手数料がかかっていたものを全面的に無料化した。株式売買手数料の無料化は3社目。今回の三菱UFJeスマート証券の動向を見ながら、今後も無料化に踏み切る証券会社が増えてくることを期待する。

手数料無料化は個人投資家の株式売買増加を促すことになろう。特に大手銀行グループの証券会社が加わった意味は大きい。これまで銀行では投資信託へのNISA投資は可能だったが、成長投資枠での株式投資は扱えなかった。銀行では株式売買はできないことは変わらないが、大手銀行グループの証券会社が手数料無料化に加わったで銀行経由の証券口座開設が一層容易になり、個人株式投資家の増加を促すきっかけの一つとなることに期待したい。

個人的には1,000兆円の半分が株式投資に回っても違和感はない。

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